物事をスムーズにこなそうと思えば
何度もそれを繰り返し、意識しなくてもできるくらいに慣れることが大事
なのですが、慣れてしまうことの弊害もまた大きいです。
慣れたことについては、あまり考えなくても、一定の成果を出すことができます。
よく似た状況下においては、という前提付きですが
慣れれば、どんな状況なら成果が出せるかもなんとなくわかりますから
慣れは、安定した成果の出しやすさと結びついています。
初心忘るべからず、とか言いますが、毎回初心のつもりで臨むのは
理想かもしれませんが、それでは疲弊してしまうようにも思います。
ですから、慣れは大切です。
しかし一方で、慣れは甘えの原因にもなります。
同じ状況なんてひとつもないのに、状況の見極めがだんだん甘くなって
いつも同じの慣れたパターンで切り抜けようとしてしまいがちです。
結果についての自己評価も甘くなり、多少の成果の下振れは、そういうこともある、とか
そのくらいの方がいい時もあるんだ、とか、自分に対する言い訳にも
慣れによる甘えが生まれます。
同じ状況なんてひとつもない、ということを肝に銘じながら
慣れとうまく付き合って、慣れを活かしつつ、慣れに頼りきらず
常に状況の変化に敏感に、その状況におけるベストを目指していく
そんな姿勢を、大切な場面では持ち続けていたいと思います。
いつもそんなストイックに思っていたら疲れるので、大切な場面だけで、
というメリハリはつけますが。。。
いつも全力!では持続性が低いということは、慣れでわかっていますので。
自分が慣れに甘えているか、慣れを活かせているかを見極めるには
心静かに自分と向き合う時間が必要だと考えています。
そんな場所に、ふらりと立ち寄ってきました。
いつも初心に帰らせてくれる場所があるのは幸せなことです。
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