2022年5月11日水曜日

慣れとの付き合い方は。

 物事をスムーズにこなそうと思えば

何度もそれを繰り返し、意識しなくてもできるくらいに慣れることが大事

なのですが、慣れてしまうことの弊害もまた大きいです。


慣れたことについては、あまり考えなくても、一定の成果を出すことができます。

よく似た状況下においては、という前提付きですが

慣れれば、どんな状況なら成果が出せるかもなんとなくわかりますから

慣れは、安定した成果の出しやすさと結びついています。

初心忘るべからず、とか言いますが、毎回初心のつもりで臨むのは

理想かもしれませんが、それでは疲弊してしまうようにも思います。

ですから、慣れは大切です。


しかし一方で、慣れは甘えの原因にもなります。

同じ状況なんてひとつもないのに、状況の見極めがだんだん甘くなって

いつも同じの慣れたパターンで切り抜けようとしてしまいがちです。

結果についての自己評価も甘くなり、多少の成果の下振れは、そういうこともある、とか

そのくらいの方がいい時もあるんだ、とか、自分に対する言い訳にも

慣れによる甘えが生まれます。


同じ状況なんてひとつもない、ということを肝に銘じながら

慣れとうまく付き合って、慣れを活かしつつ、慣れに頼りきらず

常に状況の変化に敏感に、その状況におけるベストを目指していく

そんな姿勢を、大切な場面では持ち続けていたいと思います。

いつもそんなストイックに思っていたら疲れるので、大切な場面だけで、

というメリハリはつけますが。。。

いつも全力!では持続性が低いということは、慣れでわかっていますので。


自分が慣れに甘えているか、慣れを活かせているかを見極めるには

心静かに自分と向き合う時間が必要だと考えています。

そんな場所に、ふらりと立ち寄ってきました。

いつも初心に帰らせてくれる場所があるのは幸せなことです。



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