天気が良く、日差しが暖かかったので
近くの山に出掛けてみました。
といっても、そんな大袈裟なことではなく
散歩の延長のように登れる、ごく小さな山です。
少し大きな丘、のようなものでしょうか。
最初の坂を登り始めた時に
自分が、いつのまにか、意識することもなく
ある景色を当然のこととして想定していたことに気づきました。
家の周りでは、除雪が行き届き
道路は、歩くのにそんなに不自由はありません。
田んぼこそ、雪に覆われたままですが
車道はもちろん、歩道も多くは、路面が見えています。
そんな景色を山の上り口にも想定していた自分に
そこにたどり着いて初めて気づきました。
そこでみた景色は、ほんの数十メートル進むと
普通の靴では歩くのが怖くなるような雪道でした。
暖かい季節なら車が通れるように整備された道が、です。
自分の家の近所で起きていることは
少し離れた山の辺りでも起きているだろうと
特に意識することなく想定していたことが、ちょっと怖くなりました。
怖いというと言い過ぎかもしれませんが
身近なことを、身近ではないところまで延長して想定するという
考え方が自覚することなく生じていることに、不意を打たれたので。