2022年5月10日火曜日

晴れた日の朝は。

季節が変わるにつれて、気持ちのありようが変わっていくのを

1年の中で一番感じるのは 、ちょうど今頃です。


雪が溶けて、土が見えてきて、緑が芽を出し

少しずつ暖かくなり、さらに暖かくなって、半袖でも過ごせる日もちらほら出てくると

朝は早起きして走ろう!という気持ちが前夜のうちから高まるようになってきます。


まだ冬のうちや、早春の肌寒い頃は、そんな気持ちになかなかならず

奮い立たせては挫折し、ということを繰り返していましたから。


最近の晴れた日の朝は本当気持ちが良くて、走るのにぴったりです。

だから、翌日が晴れることがわかっていると、起きるのが楽しみになります。

少々の睡眠不足でも、起きて、深呼吸して、ストレッチして、走りに出かけます。

。。。なのですが、ここは注意のしどころでもあります。


若い頃は、こういう気分の成り行きに任せて走っていれば良かったのですが

50歳にもなると、そうはいきません。

晴れていても、気持ちが昂っても、「走らない日」をあえてつくって休養しないと

疲れが溜まって怪我の原因になります。

そうすると「走れない日々」がやってきて、晴れているのに気が滅入り

走れないから筋力も弱くなり、怪我が癒えても、

もとのように走れるようにはなかなかならないという負のスパイラルに陥ります。

だから、良い天気が続く時こそ、はやる気持ちをおさえて、

ゆったり休むことが大事になります。

それが「走れる日々を続ける」のに、いちばん必要なことだからです。


走ることを求めるからこそ、走りたい気持ちをおさえて、走らない。

急がば回れ、と少し似ていますかね。


本当に欲しいことを見極めてこそ、今この瞬間に湧き上がる欲求に対して

冷静に向き合えるのだと思います。

思い返せば、走りたい走りたいという気持ちに突き動かされて

走る日々を続け怪我をし、走れなくなり、どんより気持ちが沈む、ということを

何度も繰り返してきました。

若ければ怪我の治りも早いので、沈んでいた日々が嘘のようにまた走り出すますが

今は怪我の治りが遅いので、走れる心身を取り戻すのにとても時間がかかります。


自分にとって一番何が大事かを見極めて

今ここで優先すべきことを判断する。

晴れた日の朝には、自分の心身と向きあって、そんなことを考えています。




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