2022年4月20日水曜日

タンポポは、蒲公英と書きます。

 タンポポをよく見かける季節になりました。

タンポポには、小さい頃の思い出がいくつかあります。

あいまいな記憶を辿ると、確か、、、

タンポポの茎は筒状なので、数センチの長さに切り取って

両端にいくつかの切れ目を入れると、くるりと巻き上がるので

それを水車のようにして遊んだような、そうでないような。


そんなあいまいな記憶はさておき、強烈に残っているのは

やはり、タンポポの強さと、綿毛です。

アスファルトのちょっとの隙間からタンポポが歯と茎を伸ばし

花を咲かせている光景は、とても印象に残っています。

このカチンカチンの道路から、こんな細い茎が、どうやったら

出てこれるんだろう、と幼心に思っていたものです。


それから、綿毛。

フーッと吹いて、綿毛を飛ばすのは、誰に習ったわけでもなく

綿毛に導かれるように、自然にしてしまう遊びでした。

タンポポの子孫拡散戦略に絡め取られていたのでしょう。


と、このようなことが、幼い僕の心に残ったタンポポですが

今、あらためて、タンポポ、特にその綿毛を見ると

命の迫力のようなものを感じます。


鮮やかな花を咲かせた後、子孫を残すために

全力を振り絞って綿毛を作り、風に乗せて、時に子供の息の助けも借りて

子孫の生きる場所を、広げていく。

そして、すべての綿毛が飛んだ後は

綿毛が宿っていた半球状の頭をすくっと天に向けて伸ばし

何かをやりきった凛々しさ、あとは滅ぶのみという潔さのようなものを

勝手に感じてしまいます。


自分が親になったせいでしょうか。

祖父母や父を見送ったせいでしょうか。

タンポポの見え方が、幼い頃とはずいぶん変わりました。



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