何かが動いていないように見える時
それが人工物だったら、おそらく本当に動いていなくて
静止状態なのでしょうけれど。
自然の中で何かが止まって見える時
それは、何かが絶えず動き続けている状態なんだなと
春の小川を見ながら考えていました。
「ゆくかわの流れは絶えずして。。。」ではありませんが
流れる小川は、小川としてずっとそこにありますが
そこに流れている水は、一瞬として同じではありませんし
川底に積もっている石も、一刻一刻と水の流れに、ほんのわずかだけ浸食されていて
木や草や花は、常に新陳代謝しているからこそ、そこに立っていられます。
こんなことを考えている自分自身だって
どんなに静止しようとしても、植物と同じく、常に代謝して
代謝するからこそ生きていられます。
立ち止まったら負けだ、とか、前進あるのみ、とか言って
動き続けること、行動することに価値を置く考え方がありますが
それは確かに、その通りだとは思いますが
まずは、じっと佇んで、心を鎮めて
静止の中で、絶えず動き続ける命の営みを感じることからこそ
力強い行動が生まれるのではないでしょうか。
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