2022年4月2日土曜日

解けない過程をいかに楽しむか。

 パズルとか知恵の輪とかが好きです。

中でも、「はなやま」というメーカーの「はずる」というパズルが好きです。

以前は確か「キャストパズル」という名称だったように記憶しているのですが

今は「はずる」に変わったようです。


ずっしりとした重量感のある金属製のパズルで、造形的にも美しく

かちゃかちゃと動かしているだけでも気持ちが落ち着きます。

このブランドのすべてのパズルが好きなわけではなく

造形的に美しいものを選ぶようにしています。


パズルは、基本的に、そう簡単に解けないものですから

美しくないものを長時間、いじくっているのは楽しくないと思うからです。

見た目に美しく、触った感じも心地よく、ただ動かしているだけでも満足感を

与えてくれそうなパズルを選んで、いつまで経っても解けなくても

たとえ何ヶ月も解けなくても、手のひらに転がし、ためつすがめつしながら過ごします。

1週間も2週間も放ったらかしのこともあります。

でも、机の上の視野に入るところに転がしてあります。

ちらちら見ているだけでも美しいですし、ふっと解き方をひらめいたりするんです。

ひらめきが正しいとは限らないんですけどね。


解くことを急ぐと、解くことだけが目的になると、パズルは面白くなくなります。

いつまでも解けなくてもいいか、くらいの気持ちで

解く過程を楽しむ時、ポロリ、と解ける歓喜の瞬間がやってきます。

そんな時は、まず呆然とし、じわぁぁあと歓喜が押し寄せます。












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