カメラを持ってウロウロと写真を撮り歩くのが好きです。
技術的なことはよくわからないまま、好きなように撮ります。
どちらかというと、自然のものに目が向くことが多いでしょうか。
花や、木や、空や、海や、動物や。
当たり前のことですが、写真に写るのは
僕が立っている位置からカメラを向けた対象の
その時間、その瞬間における姿です。
精密なカメラで写すからといって、写る対象のすべてを捉えられるわけではありません。
その時、そこから見えたように写るだけです。
ある対象を、捉える角度を変えながらパシャパシャと撮影し
あとから写真を見返してみると、同じものが写っているのに
カメラを向ける角度によって、ずいぶん違った印象が浮かび上がることに気づきます。
見る角度だけでなく、見る気分というのもありますね。
お腹がいっぱいの時に、ある写真を見たとして
同じ写真を、空腹の時に見たら、全然ちがう意味を見出すかもしれません。
何かを写真に捉えるということは
その時、その場所からに限って、対象を切り取ることであって
いったん切り取った対象だとしても、いつ、どんな気持ちでそれを見るかによって
何が写っていると解釈するかは、異なるのだと、あらためて思いました。
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