2022年3月26日土曜日

見る角度によって違うから。

 カメラを持ってウロウロと写真を撮り歩くのが好きです。

技術的なことはよくわからないまま、好きなように撮ります。

どちらかというと、自然のものに目が向くことが多いでしょうか。

花や、木や、空や、海や、動物や。


当たり前のことですが、写真に写るのは

僕が立っている位置からカメラを向けた対象の

その時間、その瞬間における姿です。


精密なカメラで写すからといって、写る対象のすべてを捉えられるわけではありません。

その時、そこから見えたように写るだけです。


ある対象を、捉える角度を変えながらパシャパシャと撮影し

あとから写真を見返してみると、同じものが写っているのに

カメラを向ける角度によって、ずいぶん違った印象が浮かび上がることに気づきます。


見る角度だけでなく、見る気分というのもありますね。

お腹がいっぱいの時に、ある写真を見たとして

同じ写真を、空腹の時に見たら、全然ちがう意味を見出すかもしれません。


何かを写真に捉えるということは

その時、その場所からに限って、対象を切り取ることであって

いったん切り取った対象だとしても、いつ、どんな気持ちでそれを見るかによって

何が写っていると解釈するかは、異なるのだと、あらためて思いました。


0 件のコメント:

コメントを投稿