2022年3月13日日曜日

時の流れを感じたのは。

 あるお店で、若い店員さんが僕に向かって

「小学校の時、地区の運動会で

ものすごく速い人がいたので、よく覚えています」

と、まっすぐな眼差しで話しかけてくれました。


確かに、僕の人生にはそんな頃もありましたね。

陸上部で短距離をやっていましたし、社会人になってからも

ぼちぼちとは何らかの運動を続けていたので

40歳頃でも地域の中で目立つ程度には速く走ることができました。


彼の記憶の中にポジティブな印象を残せていたのなら

それは幸せなことだなぁと思いつつ

それは過ぎし日の僕の姿であって

当時の「ものすごく速い人」と、今の僕はだいぶ違っていて

なんだか、辛いなぁとも思いました。


それに、速い僕を見た小学生であった彼は

もう立派な若者になってもいるわけで

今度は、彼のような若者が、小学生たちから

すごいお兄ちゃんがいる、とか見られるんでしょうね。


陸上部でガツガツ走っていた僕は、社会人になりぼちぼち運動を続け

地元の運動会で、いつの間にか小学生の記憶に残り

その小学生が立派な若者になって、店員としてお客の僕に

当時のことを話しかけてくれる。

時の流れと、縁の巡りを感じた出来事でした。



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