うじうじ悩んでいるんだったら、思い切ってやってみろ
というアドバイスは、よくありますね。
考えすぎずに行動することで道が開ける、というケースです。
これだと、ただの無鉄砲になってしまうこともありえるので
行動する前にはよく考えよう、という考え方もありますし
選択肢としては、じっくり考えたけど行動はしない、というのもあります。
考えるか、考えないか、行動するか、行動しないか
2×2で、4パターンの選択がありえるわけです。
あれ?上の説明には、ひとつ抜けていますね。
もうひとつ残っているのは
考えもせず、行動もせず、というパターンです。
これはもはや、生きていることになるのか、という気もしますが
でも、思うんです。こういう時間が、日々の暮らしの中にあってこそ
考えたり、行動したりする時の、切れ味が増すんじゃないかって。
ただただ今ここに居る、佇む。
何を思い悩むわけでもなく、目指すわけでもなく
勇気ある一歩を踏み出さず、仕方なしの行動もしない。
ただただ、今ここに、いる、あるだけ。
なんだか禅の境地みたいですけど、そこまで高尚なことでもなく
この前、動物園に行った時に、動物たちが、あまりにも自然に
ただただそこにいるだけ、特に動かず、表情も変えず、ただ佇んでいる
という姿を見たことを思い出して、なんで人間はそういう時間が少ないんだろう
ただ佇むというのは、本来、自然で、必要な時間の過ごし方ではないだろうか
と思った次第です。
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