2017年11月19日日曜日

ファシリテーターの身体性

「体が軽やかじゃなかったら
 心が軽やかにならないから」

僕の目の前に座ったその人は
穏やかな口調で、そう語りました。

見た目は50歳くらいにしか見えない65歳。
様々なアウトドア活動に熱中し
絵を描き、文章を認め
「寝るのがもったいない」
「止まったら死ぬんです」
というエネルギッシュな生活をしています。

もう10年以上のおつきあいになりますが
会うたびに、発するエネルギーに魅了されます。


今回、驚いたのは
冒頭のセリフを、僕も最近、
誰かに語っていたこと。


いつの間にか影響を受けていたのでしょうか。
それとも、僕にも、もともとそういう
志向性があったのでしょうか。

おそらく両方でしょう。
そういう志向性を持っていたから
その人に魅了され、そのありように
影響を受けてきたのだと思います。


僕は、ファシリテーターとして
体のありよう、身体性、身体感覚といったものを
ことのほか大切にしています。

しなやかであること。
軸がまっすぐ通っていること。
俊敏に反応できること。
ダイナミックに、繊細に動けること。
鎮まること。


このような身体性を目指し
日々、運動をしています。

走るのが好きで
ずっと走っているのですが
走ることとファシリテーションすることは
僕の中で密接につながっています。

整った、しなやかな身体を場に対して開く時
場は様々な姿を僕に見せてくれます。
僕の身体はそれを受け止め
僕の心から何かが引き出され
ファシリテーターの言葉や行為として
表出していきます。


久しぶりにその方にお会いして
刺激を受けた僕は
雨とあられが降る中
河川敷を走り

ひとりハーフマラソン大会を
決行しました。

こんな思いつきの行動でも
やりとげると、体は充足し
心にささやかな自信が生まれます。

こんな日を
積み重ねていきたいと思ってます。

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