2016年10月26日水曜日

世界と宇宙とカンジーとジョブズ

「あなたがすることのほとんどは無意味であるが、
それでもしなくてはならない。
そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、
世界によって自分が変えられないようにするためである。」
マハトマ・ガンジー。

そうか、することのほとんどは無意味なのか。。。
そうかもしれない。
宇宙の歴史の中で、個人がすることなど
何の影響もない。それをしてもしなくても
宇宙は長い営みを営んでいく。

世界を変えてやる!と意気込むのも
素敵なことだけど、微力さを忘れては滑稽だ。

世界を変えると言わず
「宇宙に衝撃を与える」と語った
スティーブ・ジョブズは、偉大だった。
視界に収めるものの大きさが
その人の力を支えるのだろう。

ガンジーが偉大なのは
ジョブズのような破格の力を持った人に対してではなく
ごくありふれた人に対して
何かをすることの意味を深く伝えたことだろう。

ごくありふれた人が
何かをしても、世界にとっては何でもない。
だからと言って、冷笑し、諦念に沈むことを
良しとしてはならない。

何もしなければ
あなたが世界によって変えられてしまうから。
かけがえのないあなたの命が
誰かの物語に沿って生きることになってしまうから。

少なくとも、自分の命は
自分で燃やそう。

現代に生きていると、特に
自分で考え、自分で選択するということが
困難だ。

自分で考えているつもりで、選択しているつもりで
メディアにあふれる情報刺激に反応しているだけ
だったりするから。
いつの間にか、選択させられているから。

何をすべきなのか
ありとあらゆる方向から
様々な声が囁きかける。
そんな現代だから。

何をすべきでないのかを
まず考えることを、しよう。
世界によって自分を変えられないために。



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